地蜂の巣 重さ競うコンテスト
クロスズメバチ・通称地蜂の巣の重さを競うコンテストが、伊那市西箕輪のみはらしファームで1日に行われました。
会場には、段ボール箱に入れられた地蜂の巣が持ち込まれました。
煙幕を焚いて、蜂を眠らせます。
箱から取り出して、巣を解体していきます。
蜂が飛び出さないように、ネットが張られたテントの中で行われました。
解体が終わった巣は計りに載せられ重さを測ります。
今年は伊那市地蜂愛好会の会員24人から巣が集まりました。
優勝は、伊那市中央の伊藤 祐一さん。重さは3.2キロで、今年の参加者唯一の3キロ越えでした。
会員は、春先から夏にかけて野山ですがれ追いを行って見つけた直径5センチほどの巣を持ちかえり、餌などを与えて育ててきました。
近年は猛暑の影響で、全体的に大きく育たず、会員それぞれに苦労しているということです。
コンテストに出品された巣は、1キロ9,000円で販売され、多くの人が買い求めていました。
伊那市地蜂愛好会では、伊那谷の伝統文化を未来に伝えていきたいとしています。