西春近法音寺の本堂 上棟式
伊那市西春近にある法音寺で、建て替えが進められている本堂の上棟式が7日に行われました。
法音寺は、西春近南小学校近くにあります。
旧本堂は、安永8年1779年に建設されました。
築240年余りが経ち老朽化が進んだため、同じ場所に新しい本堂を建てることになり、ことし春に取り壊されました。
7日に行われた上棟式には、檀家をはじめ、西春近南小学校の児童や西春近南保育園の園児など、およそ300人が参加し、工事の安全と寺の繁栄を祈りました。
式では、棟木を打ち固める「槌打ちの儀」や綱を引いて棟木を引き上げる「引綱の儀」など日本の伝統的な建設儀式が行われました。
神事が終わると、餅や菓子などがまかれ、集まった人たちが手を伸ばして受け取っていました。
新しい本堂は木造平屋建てで、地元産のヒノキや松などが多く使われています。
建物の事業費はおよそ1億4000万円となっています。
2019年に、本堂建設委員会が発足し、これまで準備が進められてきました。
法音寺の新しい本堂は、来年12月に完成する予定です。