成年後見センター主催 制度を学ぶセミナー
伊那市の上伊那成年後見センターは、成年後見制度について理解を深めるためのセミナーを26日に伊那文化会館で開きました。
会場には、民生児童委員や制度に関心のある住民などおよそ50人が訪れました。
セミナーでは、愛知県の弁護士、山下陽子さんが制度の概要について説明しました。
成年後見制度は、認知症や知的障害で判断能力が不十分な人達の財産管理などのサポートを、家庭裁判所が選任した後見人が行うものです。
山下さんは、「親族や弁護士などのほか、一般市民も養成講座を受講して経験を積むことで、市民後見人になることができます」と説明し、「同じ目線で寄り添いサポートができる市民後見人の増加が望まれている。」と話しました。
上伊那成年後見センターでは現在、上伊那で101人の後見を行っていて、今年度は新たに30件の受任があったということです。