伊那養護学校で選挙出前講座
長野県選挙管理委員会は伊那市の伊那養護学校高等部の2年生と3年生を対象に選挙の出前授業を12日行いました。
選挙出前授業は、若者に政治や選挙への関心を高めてもらおうと、県と伊那市の選挙管理委員会が合同で実施しました。
授業では、県知事選挙に3人の候補者が立候補したとの想定で生徒たちが模擬選挙を行いました。
生徒たちは、実際の記載台に向かい、投票用紙に記入して投票箱に入れるまでの、一連の流れを体験していました。
字を書くことが難しい生徒は、職員などが記入を補助して投票しました。
言葉での意思表示が難しい生徒は、指差しで意思を確認して投票していました。
なお、これらサポートを受けて投票することを代理投票といいます。
市によりますと、今年7月の参議院選挙では期日前投票を含む全体の投票者3万4180人のうち、49人が代理投票を利用したということです。
模擬選挙の結果、「地域のつながりを強めて防災に生かす」と掲げた候補が当選し、無効票はありませんでした。
伊那市では来年4月19日に市長選挙と市議会議員選挙が予定されています。