伊那谷ねっと

サイトマップ ニュース検索
1812/(木)

ニュース

電話でお金詐欺被害件数 去年の約4倍

電話でお金詐欺被害件数 去年の約4倍

伊那警察署管内では11月末現在、電話でお金詐欺の被害件数が去年と比べ4倍近く増えています。
伊那署では、特に警察官を装う手口が増えていることから注意を呼び掛けています。
伊那署管内で発生した電話でお金詐欺の被害件数は、先月末現在、去年の同じ時期と比べ16件多い22件となっています。
被害額は、去年の5倍以上となる6,900万円に上ります。
22件のうち10件はオレオレ詐欺で、そのほとんどが警察官を装う手口だということです。
警察官などを名乗って電話をかけ、身分保障などを名目に金銭を要求するものです。
中には、SNSのビデオ通話に誘導し、警察手帳や逮捕状を見せて信じ込ませるケースもあるということです。
伊那警察署の伊藤瑞也(みずや)防犯指導係長は、「お年寄りだけでなく、若い人も含め幅広い年代層で被害が起きている。警察では、SNSやビデオ通話を通じて金銭を要求することは絶対にない。そのような電話がかかってきたら、1人で判断せず、家族や警察にすぐに相談して欲しい」と話していました。
また15日は、年金支給日に合わせ、伊那署の署員と防犯ボランティア伊那エンジェルス隊の隊員が、街頭啓発活動を行いました。
金融機関の入り口に立ち、詐欺被害防止を呼び掛ける卓上カレンダーを手渡していました。
実際に不審電話がかかってきた経験がある人は、「電話が使えなくなると強い口調で言われた。詐欺に遭わなくてよかった」話していました。
伊那署では、「年末は特にお金が動く時期です。特殊詐欺に加え窃盗被害にも十分注意して欲しい」と呼び掛けています。
 

前のページに戻る 一覧に戻る