南箕輪村「ツキノワグマ ゾーニング管理実施計画」策定
南箕輪村は、ツキノワグマと人との共存関係を再構築することを目的に、地域区分の設定を行う「ゾーニング管理実施計画」を策定しました。
黒線で囲まれた緑と赤のエリアが南箕輪村です。
東西に大きく2つの飛地となっています。
計画では、森林部分の緑色エリアを「主要生息地域」、住居や農地が広がる赤色エリアを「排除地域」に区分しました。
今後の対策として、主要生息地域では、クマにとって生息しやすい環境となるよう森林環境の整備を行います。
排除地域では、電気柵の設置など地域環境の整備や、利用予定のない果樹の撤去など誘引物の除去を行います。
この計画により、排除地域でクマが出た場合は県の許可を取らずに村の判断で有害捕獲をすることができます。
なお、今回のゾーニングで緩衝地域は設けていません。
この計画は、2日に県の許可が下り、導入開始となっています。