詐欺被害相次ぐ 40代女性1,800万円被害

上伊那の40代女性が、およそ1,800万円をだまし取られる電話でお金詐欺被害が発生しました。
伊那警察署の発表によりますと、被害に遭ったのは、上伊那郡内に住む40代の女性です。
12月上旬、携帯電話に警察官や検察官を名乗る男から電話があり、電話やSNSのビデオ通話で「犯人を逮捕したらあなた名義のカードが見つかった」「あなたを訴えている人がいて、逮捕状や捜索状が出ている」などと言われたあと、金を振り込むように指示され、複数回にわたり指定された口座にあわせて1,799万円を振り込みました。
その後、相手からさらに金を要求され、家族に相談し被害に気付いたということです。
また、上伊那郡内の50代女性が仮想通貨164万円をだまし取られる詐欺被害が発生しました。
伊那警察署の発表によりますと、被害にあったのは、上伊那郡内に住む50代の女性です。
4月上旬、インターネットサイトで見つけた投資関連の広告にアクセスし、別のSNSに登録したところ、相手から「暗号資産を実際に運用しましょう」などのメッセージを受信しました。
紹介された資産サイトで利益が出ていると見せられ、利益を引き下ろそうとしたところ、「暗号資産を売却するにはイーサリアムが必要」などといわれ、9月下旬から10月上旬までの間、複数回にわたり、相手から指定されたアドレスに164万円分を送りました。
その後相手からさらに暗号資産を請求され、被害に気づいたものです。
伊那署では、現金の振り込み、暗号資産を送る前に、1人で判断せず、家族や警察に相談するなど、被害防止を呼び掛けています。