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2211/(金)

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記者室

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記者室大口春
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 枯れ木ばかりの段丘林の中に、ポッと明りが点ったような黄色の固まりが見える。「ダンコウバイかな、アブラチャン、それともキフジかな」と眺める。「白いのは白梅、濃いピンクは紅梅、淡いピンクは早咲きの桜かも」と山里の景色に目を凝らす。足元のスイセン、タンポポと、小さな春を発見、春の喜びがこみ上げる▼もう1週間もすれば、里山は緑や黄緑と新緑に包まれ、里は桜やモモ、レンギョウと咲き競う百花りょう乱の季節▼陽春の一歩手前の今の季節が1番好き。春爛漫の中では春の喜びが薄れる。人生も同じ、幸福の絶頂期は幸せはわからない。少し不幸の時は幸せは見える。世の中万事、少し足らない位が丁度いい。2分咲きの桜を見上げ、ふと考えた(大口記者)

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