中川村バスロケーションシステム、本格運行
調整、修正を加え
中川村は村内巡回バスの現在位置や「複雑でわかりにくい」と言われる路線、ダイヤなどをCATV画面で見やすく表示するバス情報システム「中川村バスロケーションシステム」を構築、4月から本格運用している。
同システムは▽村内全世帯の住民が自宅のテレビ画面で情報が見られる▽携帯電話とインターネット網による安価なシステム▽バス位置情報に留まらず、路線、乗り換え、次発便の情報、文字情報など総合的バス情報をシステムとして一体化する-など全国的にも類を見ない画期的なシステム。
モニターが設置されているショッピングセンターやみなかた診療所では、バスの利用者がモニターを見て、バスの現在地やルート、近くの停留所の発着時刻を確認している。
同村のバスロケーションシステムは、昨年11月、国交省や県、村、交通事業者など交通利用者代表による検討委員会を立ち上げ、3月末まで2回の検討会、試行運行、利用者アンケートなどを行い、調整、修正を加え、本格運行にこぎつけた。