野ひばりの会が定期直売中止も味覚づくりで新たな展開
宮田村の農村女性グループ「野ひばりの会」は、発足当初から継続してきた農産物の定期直売を今年は見合わせることにした。一方で試行的に販売し好評だった手作りコンニャクについて研究を深めるなど、地産地消も考慮に入れた味覚づくりに力を注ぐ。時代のニーズにあわせた新たな展開で、13日夜に開いた本年度総会で決めた。
温泉などがある村内の交流施設「こまゆき荘」で行ってきた農産物の直売。以前は夏季を中心に月に1回ほど開くなど盛況だったが、一昨年からは年2回と減少していた。
品揃えの確保が困難になったことや、各種直売所の充実で客足が遠のいたことが理由だが、この日の総会では「時代にそった形にすべきで、新たな展開を考えるべき」と会員の意見が一致。
直売と同じく以前から熱心に取り組んできた、郷土料理や新たな味覚の開発をさらに一歩前進させようと、本年度の事業計画を決めた。
ただ、来月に控えたこまゆき荘10周年記念イベントや12月の山ぶどうワイン祭りなどの各種行事には積極的に参加し、開発した味覚の販売などを行っていく。
役員改選もあり、新たな会長には田中みち子さん=大田切区=が就いた。新役員は次の皆さん。
▽会長=田中みち子▽副会長=太田芳子▽連絡員=小澤道子、太田照子、平澤菊美、小田切みさえ、田中いせ子▽監事=田中いせ子、橋爪千春