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18年豪雨から20年 流域治水について考える基調講演会

18年豪雨から20年 流域治水について考える基調講演会

2006年に発生した平成18年7月豪雨から今年で20年となります。
過去の災害からこれからの流域治水について考える基調講演会が、伊那市のニシザワいなっせホールで、11日に開かれました。
講演会には、国や県の職員、上下伊那の建設業関係者や一般およそ300人が参加しました。
平成18年7月豪雨では、諏訪湖・天竜川上流域で観測史上最大の豪雨となり、箕輪町松島の北島地籍では天竜川が決壊し、各地で土砂災害がありました。
基調講演では、一般財団法人砂防・地すべり技術センター理事の三上(みかみ)(こう)(そう)さんが「平成18年7月豪雨を振り返る」と題し話をしました。
三上さんは、当時、国道交通省天竜川上流河川事務所長を務めていて災害対策本部の責任者として対応にあたりました。
決壊した箕輪町松島の堤防の緊急復旧工事が、発生から12日後に完了したことを振り返り、三上さんは、「素晴らしい方々が瞬間的に集まってくれたのだと思い知らされました。現場を知っている方、昔災害対応をした経験がある方がいかに早い段階で現場に集えるかが大事だと、当時教えてもらいました。」と話しました。
三上さんは、豪雨災害の教訓の伝承と、訓練や日頃の備えが重要だとし、「これからの防災について、産学官民が連携し取り組んでいくことが大切だ」と話していました。
基調講演会は、国土交通省天竜川上流河川事務所や、天竜川の流域自治体などでつくる天竜川上流流域治水協議会が、豪雨災害から20年を迎えるにあたり、災害を自分事と捉え、流域治水について考えてもらおうと開催しました。
この日はほかに、伊那ケーブルテレビによる災害時の報道や取り組みを紹介するオープニングトークや、水田を水害対策に活用する田んぼダムについての講演も行われました。
なお、講演会の模様は、7月に121chで放送予定です。
 

18年豪雨から20年 流域治水について考える基調講演会

また11日は、基調講演会の前に、天竜川上流流域治水協議会が開かれました。
今年度から5年間の取り組みについて、県内を10圏域に分け、地域ごとに対策を行う「圏域別流域治水推進計画」を策定していくことが報告されました。
それぞれの地域にあった目標を設定し、県民ひとりひとりの流域治水に対する意識を高めようというものです。
今後は、地域ごとに課題や災害リスクを洗い出し、5年間の目標を立てていく方針です。
 

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