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防犯女性部がオレオレ詐欺を寸劇で
未然防止を地域に啓発

防犯女性部がオレオレ詐欺を寸劇で<br>未然防止を地域に啓発

 オレオレ詐欺の被害を未然に防ごうと、宮田村の防犯女性部(小田切久美子部長)は、寸劇仕立てで地域に啓発しようと立ち上がった。17日に町2区の高齢者を対象に・ス初上演・ス。詐欺の現場をリアルに再現し「疑問に思ったらお金を振り込まず、駐在所などへ連絡して」と呼びかけた。今後も各地区の敬老会などに参加を予定している。
 「ビラ配りなど、単なる呼びかけではなく、何か形に残るような訴えができないものか」。女性部の反省会でメンバー全員同じ意見で一致した。
 「寸劇ならば、分かりやすく話しもできるし、私たちにもできそう」。家庭を守る主婦としても忙しい身だが、約1カ月かけて練習を積んだ。
 台本は警察署員に手助けしてもらいながら、自分たちでさらに肉付け。「村の財産をみんなで守ろうという気持ちで、みんなで考えました」と小田切部長は話す。
 初演前日も最後の練習。人数が足りないため急きょ、村駐在所の雨宮則彦所長に犯人役をお願いした。
 迎えた本番。町2区と地域ボランティア「ともいきの会」が主催した交通、防犯教室の一環で、約40人の高齢者らが出席した。
 4人の部員はメイクや衣装を着て役づくり。オレオレ詐欺の電話がかかってくる所から始まり、上手に撃退するまでを演じた。
 「村民レベルで啓発しあえるような体制に持っていけたら」。機会あるごとに、地域で上演していきたいと話していた。

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