高遠高校の生徒がメタンガスのサンプリング調査体験
伊那市高遠町の高遠高校地域創生コースの3年生は、米の栽培から流通までを体験しながら地域と農業との関わりについて学んでいます。
3日は、田んぼから発生する温室効果ガスの一つ、メタンガスのサンプリング調査を行いました。
調査を行ったのは、伊那市長谷の株式会社Wakka Agriの田んぼで生徒が5月に田植えをした場所です。
高遠高校の地域創生コースの3年生16人は、米の生産から流通までの米作りの一連の流れを学んでいて、取り組みの様子をSNSなどで発信しています。
サンプリング調査は信州大学農学部の齋藤勝晴教授が指導しました。
2アールある田んぼを中央で仕切り、普通に栽培するものと途中で水を抜く「中干し」の2つに分けて、ガスの濃度の差を検証していきます。
専用の箱を田んぼに設置して直後にメタンガスを採取して、20分後にも再び採取します。
メタンガスは温室効果ガスの一つで二酸化炭素のおよそ30倍の温室効果があるといわれています。
一般的な水田ではメタン生成菌が活動してメタンガスを発生させます。
一方、水を抜く中干しを行うことで土壌に酸素が入りメタン生成菌の活動を抑制させることが期待されるということです。
中干し期間を延長し、メタンガスを削減する栽培方法を確立させるため、伊那市の蔵元宮島酒店と信州大学農学部、Wakka Agriなどの栽培者が協力してデータの蓄積と稲の生育状況について調査を進めていきます。
3日に採取したメタンガスは研究室に持ち帰り分析を行うということです。