【記者室】喜ぶのは塾ばかり
小学校に入学したばかりの1年生が初々しい。遊び盛りの無邪気な表情を見ると思わず笑みが浮かぶが、学校の勉強についていけなくては大変竏窒ニばかりかなりの親が早速学習塾に通わせ始めているという▼一方、小学校で英語を必修化する方針を中教審が示したが、どちらにしろ喜ぶのは塾ばかり竏窒ニいうことになりはしないか。一般的な日本人の英語は思い浮かべた日本文を頭の中で英文に翻訳しているだけ。その日本語がしっかりしていなければマトモな英語が出てくるはずはない道理だ▼国語の基礎を学ぶべき小学生に外国語を教えても時間の無駄というものだろう。言葉遊びとしてならいいが、授業時間削減で学校にそんな余裕はないはずだ。どうなるニッポン。(白鳥記者)