箕輪町土地開発公社が福与工業団地内の一部用地を買い戻し
箕輪町開発公社(理事長・平澤豊満町長)は18日、帝国通信工業(本社・神奈川県川崎市)が福与工業団地に所有する未使用用地、約2万1700平方メートルを買い戻すための調印式を町役場で開いた。平澤理事長は「新しい企業誘致を進め、雇用拡大や地域活性化につなげたい」と語った。
帝国通信工業は1986年、町開発公社から約5万平方メートルの用地を買い取り、関連会社・ミノワノーブルを南側の一部用地に建設した。しかし、コスト削減を目的とした工場の海外進出が加速する中、約半分に当たる北側用地は当面使用する予定がなかったため、町開発公社に譲り渡しを打診。新たな企業誘致を進めたい町開発公社が、買い戻すこととなった。買い戻し額は約1億5千万円。およそ簿価に当たる
用地の造成はほぼ完了しているが、今後は新入道路になる町道983号線の拡張整備、上下水道整備などを進めるなど、工業用地としての立地条件を充実する。