遺族会総会で平和訴え
戦争で家族を失った人らでつくる宮田村遺族会はこのほど、総会を開いた。春日要会長は昨年度、フィリピンや沖縄の戦跡を慰霊した様子を報告。遺族として、戦争の悲惨さを語り継ぎ、活動を通じて反戦を訴えていこうと呼びかけた。
「悲惨な歴史が風化しようとしている。二度と戦争をしないように、語り継ぎ、後世に伝えるのが私たち遺族の役目」と春日さん。
一方で、国や県の遺族会の戦跡地慰霊巡拝した時の様子も語り「傷跡は国内外に残っている。後始末ができていないのが現状だ」とも憂えた。
総会では本年度の事業計画などを承認。4月28日に開く村の戦没慰霊祭のほか、各種行事に参加して二度と戦争を起さないよう、英霊に誓う。