消防団がバイク隊編成を検討
宮田村消防団(平澤成己団長)は、災害時の情報収集、偵察活動に活用できないかと、バイク隊編成の検討を進めている。県内でも消防署組織などに隊が設けられている例は多いが、消防団では上田市など全国的にも数少ない。関係機関や住民理解も図りながら調整していく方針。
機動性が高いバイクは、災害時に威力を発揮するとして近年は注目度も高い。平澤団長は「村消防団としても情報を確保する手段として、利用ができればと考えている」と説明する。
県消防協会は「補助を受けて整備した上田市の例は聞いている。県内の他市町村の消防団の動向は未調査なので詳細は不明だが、正規に編成したという情報は入っていない」と話す。
団員の中からバイク免許保持者を調査。隊の正式な結成は未定だが、23日の春季訓練の中でアトラクションを予定し、隊の意義や中味を多くの人に理解してもらう考えだ。