高齢者世帯を考慮に入れて、防災体制充実を
30年ほど前に分譲された住宅団地のため、高齢者世帯が多い宮田村大原区(唐澤正一区長)は、区民誰もが対応できるように災害時の初動体制マニュアルを整備しようと動き出した。若者が働きなどで区外に出ている時間帯の災害発生も想定して、昼夜別、平日・休日別の対応法も検討。昨年再整備した自主防災組織を軸に、訓練や連絡体制の充実を図っていく。
自主防の役員がこのほど、区公民館に集まり今後の取り組みについて懇談。
毎月の定例清掃日に消火栓を使った訓練を行い、高齢者を含め全区民への周知徹底を図っていくことなど確認した。
さらに自主防内に設けてある消火、救護、情報収集、避難誘導、給食・給水の各班が有効に機能するよう、すぐにでも取り組みが始められる活動内容を出し合った。
救急車が来ないことを想定した救護対応、区内業者の協力による重機や仮設トイレの確保、浄水器の導入、訓練などが挙がった。
今後さらに検討を進め、自主防の事業計画に盛り込んでいく。