伊那西小でシイタケの駒打ち
学校林の間伐材が原木
伊那市の伊那西小学校(臼井和夫校長、78人)敷地内にある学校林(林間)で18日、恒例の児童によるシイタケの駒打ち作業があった。
駒打ちの原木は林間にあった樹齢40年以上のナラの木を間伐し、細い幹や枝などを活用。長さ90センチほどに切りそろえ、児童一人ひとりが植菌できるよう、約80本を用意した。
上伊那地方事務所の環境森林チームの3人を講師に招いて作業。5年生13人が一本の原木に20縲・5個の穴を電気ドリルで開けて準備をととのえると、全校児童が木槌を使ってトントンと小気味よいリズムを林間に響き渡らせた。
本年までに植菌された原木の管理は毎年、4年生が担当している。育ったシイタケは保護者や職員などに対して販売。売り上げ金は児童会の活動費に役立てられている。
同地方事務所職員によると今回の原木からは来秋ころに収穫できる見込みで、早ければ来春ころ。4年生の小池真里奈ちゃん(9)は「しっかりした大きなキノコが出てきてくれれば」と期待していた。