伊那小児童が東京ディズニーシーのステージで手作り楽器演奏
6年仁組33人 修学旅行訪問当日「ミュージック・フェスティバル・プログラム」に出演
総合活動で手作り楽器に取り組む伊那市の伊那小学校6年仁組(赤澤敏教諭、33人)は5月9日、修学旅行で訪れる東京ディズニーシー(TDS)で楽器演奏を披露する。児童たちは毎日の練習に余念がない。本番は保護者有志らがバスツアーを組んで我が子の勇姿を見に駆け付ける。
仁組は4年生の2学期から手作り楽器に挑戦。笛師九兵衛(本名・北原有)さん=長谷村=の指導で、鳥笛やケーナ、太鼓など約10種類の楽器作り、演奏方法を学び、本年2月には市駅前ビルいなっせで単独コンサートもしている。
出演するのは「東京ディズニーリゾート・ミュージック・フェスティバル・プログラム」。音楽バンド、コーラス、ダンスなどさまざまなジャンルで活躍するアマチュアグループが毎日のように、入場者らを楽しませている。
保護者のアイデアで、同プログラムへ応募した。修学旅行(5月9竏・0日)の期間中に参加できれば竏窒ニ、選考のためのグループ紹介用のビデオテープを送ったところ見事、希望日に出演できることになった。
「花祭り」「ミッキーマウスマーチ」「ホールニューワールド」「コンドルは飛んで行く」の4曲(出演時間25分)の披露と、手作り楽器やクラスの活動も紹介。午前11時から、TDSドックサイドステージで演奏する予定だ。
本番に向けて児童たちは毎日、2時間ほどの練習に熱中。赤澤教諭は「外で演奏した経験がないのでどのくらい響くのか不安もあるが、子どもたちはお客さんを楽しませるための工夫に取り組んでいる」と見守る。
保護者有志は約20人参加のバスツアーを計画。発起人の小池秋男さん(48)=伊那市西町=は「子どもたちには楽しんでもらいたい。なかなか出演できるステージでもないので、一生の思い出になれば」と願っている。