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205/(月)

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【登場】伊那弥生ヶ丘高校長
安藤貴幸さん(56)

【登場】伊那弥生ヶ丘高校長<br>安藤貴幸さん(56)

 「なぜ生きるのか」「なぜ学ぶのか」といった疑問を持ち、人から教えてもらった答えではなく、自ら「どうして」と考える。そんな“哲学する生徒”を育てたいんです竏秩B
 初任地は野沢北高校。蘇南、諏訪清涼などで教べんをとり、前任地の辰野高校では校長を務めた。弥生ヶ丘への着任は2回目。15年ぶりだが「元気で礼儀正しい生徒たちは昔と変わらない」と語る。
 勉強、恋愛、進路など、高校時代は悩みも一段と多くなる。放課後には生徒たちと、人生論を語り合うこともあった。教師と生徒という関係でなく、人生の先輩として。やりとりを通して、生徒が問題解決の糸口を発見し、一歩ずつ踏み出して行く姿を見るのは楽しかった。
 辰野高校では、地域と連携した学校づくりに力を入れ、フォーラムや協議会を開催した。情報の発信と地域の要望の受け入れで「開かれた学校」を実現し、地域との信頼関係を築いた。
 時代の変遷と共に、社会ニーズも変化し、ただ進学を目的とした学びではなく、社会と積極的にかかわったり、自分の考えを形にする能力、あいさつなどの基本的マナーなどが求められるようになってきた。「生徒たちには、そんな社会の中で自分の力を思う存分発揮できるようになってほしい。そのための環境を整え、成長しようとする生徒たちの力を引き出していきたい」。
 現在は妻、娘、両親と共に、飯田市の実家に暮らしている。担当は英語。

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