バイク隊発隊目指してアトラクション
消防団観閲式で地域、関係者にPR
宮田村消防団(平沢成己団長)は23日、春季訓練と観閲式を中央グラウンドで開いた。バイク隊の編成を検討していることから、バイクを活用した偵察、情報収集のアトラクションを初めて実施。観閲した関係者や地域に向けて、隊の必要性と意義を示した。
団員有志4人がアトラクションに参加。大規模地震が発生し、寺沢林道と太田原橋を視察すると想定した。
2つの小隊に分かれ、本部に無線で被災状況などを報告。迅速に動けるバイクの機動性の高さを見せていた。
バイク隊は県内でも広域消防などに設けられる例は多いが、消防団は上田市など全国的にも数少ない。村消防団は関係者や地域の理解を図りながら、発隊を目指している。
観閲式では、小、中隊の規律訓練のほか、救護、ラッパの特科訓練も実施した。
救護訓練は骨折したけが人を応急措置して搬送。各地区の自主防災倉庫に配備されている担架を使い、緊急時にも地域で使えるようアピールしていた。