低温に警戒を
農協が果樹栽培農家に呼びかけ
平均気温を大きく下回る状態が続いていることから、宮田村のJA上伊那宮田支所は、遅霜や極端な低温に対して農家各戸に警戒を呼びかけている。
同村駒が原地区では、26日朝の最低気温が氷点下1・5度まで下がった。最近1週間は低温の状態が続いており、リンゴなどの果樹も平年より3日ほど生育が遅れている。
同支所によると、大きな被害には至っていないが、ナシなどに若干の障害も出始めているという。
2004年には上伊那南部がこの時期に凍霜害に襲われ、宮田村でも平年比でリンゴ、ナシの収獲量が3割減となる被害が発生。
「今年はその時の気候状況に似てきている」(同支所)こともあり、FAXや有線などを通じて栽培農家に繰り返し注意を呼びかけている。
凍霜害は開花中が最も警戒すべき期間。村内ではナシが28日、リンゴも連休中の開花を予想している。