駒ケ根市にバイオ企業立地 調印
がんや心筋梗塞(こうそく)の研究用試薬の研究開発などを行うACTGen=アクトジェン(本社名古屋市中区、林通宏代表取締役)は駒ケ根市赤穂、南の原工業団地内の丸信工業の空き工場を借りて業務を始めることを決め27日、駒ケ根市役所で賃借契約書に調印した。8月に業務を始める予定。林代表取締役は「素晴らしい環境の中で新たに研究所を開設できることになってうれしい。患者のために一日も早く新しい薬を開発したい」と述べた。
同社は伊那市手良に研究所がある医学生物学研究所などのグループ会社として05年11月に設立された。当面、従業員6人で製薬企業向けの試薬の研究、開発を行い、順次新規従業員を採用して業務を拡大する計画。1年後をめどに本社を名古屋市から移転し、09年度には売上5億円を目指す。今回研究所として契約したのは工場2階部分の約650平方メートルだが、林取締役は、今後1階部分の賃借も考えたい竏窒ニしている。