水稲直播始まる
箕輪町内で27日、水稲の直播作業が始まった。町水田農業推進協議会が購入した水稲直播機での作業2年目。初日は試運転で、木下のほ場18アールで作業した。
町内で直播栽培をする農家は昨年より増えて14人。栽培面積はわずかに減少し約4アール。今年は、「こしひかり」のもみをコーティングしたあと、発芽を早めるように加温した状態で播種する。オペレーターが直播機を動かし、肥料と一緒にまいた。
直播栽培は最初の管理が少し大変だが、春作業の省力化、経費の削減、作業適応期間の拡大などメリットがある。稲刈り時期も通常の田植えより1週間遅れるため、秋の収穫作業も分散でき、上伊那農協で推進している。