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市議選 情勢(3)伊那選挙区

終盤を迎え、票の掘り起こしに必死

 新市発足に伴う伊那市の市議選は30日に投票が行われる。選挙戦は終盤を迎え、各陣営とも立候補者の辻説法、電話戦略などで票の掘り起こしに必死だ。選挙区ごとの情勢を探る3回目。
 伊那選挙区の定数は18で、立候補者は21人。
 内訳は前職18人、新人2人、元職1人。党派は無所属16人、共産党3人、公明党2人。
 地区別にみると、前職5人のうち3人が引退した西箕輪は、前職倉田節子、前沢啓子の2氏が立つ。「市民派」の倉田氏は、辻説法で「平和に生きるまち」を訴える。共産党の前沢氏は、前職小林和人氏の地盤を引き継ぎ、竜西を中心に回る。有権者4801人と大票田だが、他地区の立候補者が積極的に入り込み、安心できる状況にない。
 東春近(有権者4395人)は、前職飯島光豊(共産党)、伊藤泰雄の2氏に、新人野溝直樹氏が加わった。民主党推薦の野溝氏は、地元を重視しつつ、連合長野上伊那地域協議会の支持を背景に、企業を回って全市的な集票をねらう。選対を組織しない戦い。知名度が低く、苦戦する。前職2氏は新人1人が増え「見えないところで票が減っているのではないか」と危機感を持つ。
 西春近(有権者5072人)は元職飯島尚幸(公明党)、前職春日晋治の2氏。小学校区単位で北部と南部にほぼ地盤が分かれているものの、縁故関係が強い東春近から切り崩しがあり、守りながら戦う形になっている。飯島氏は地元票を掘り起こす。春日氏は地元のほか、同級生や消防団など同世代の仲間が「応援団」として集う。旧伊那市議選(03年2月)のトップ当選で、周囲から聞こえる「大丈夫」の声に、票が流れないよう気を引き締める。
 手良は前職小平恒夫、新人竹中則子の2氏だが、有権者1945人と少ない。竹中氏は、市女団連OB有志らでつくる「明日を担う女性の会」が擁立した。各地区に支部を設けているが、60代女性が中心。地域の壁を超え、いかに幅広い年齢層に浸透させるかが課題で、どうしても地元候補者に票が流れてしまう傾向を心配する。小平氏は前回より票を伸ばす勢いで、地元のほか、西箕輪、西春近、上・下新田、狐島などを集中的に回る。
 美篶(有権者5586人)は前職黒河内浩、矢野隆良、若林徹男の3氏。特に決まった地盤割りはなく、それぞれが入り乱れる。手良に近い笠原や南割などに立候補者がおらず、他地区の立候補者を含めて票の取り合い。地元を守りつつ、攻めている状態。在は地元ががっちり固めているとみて、伊那の町部を中心に票獲得に動く。
 伊那(有権者2万4736人)は、前職新井良二、小林信、柴満喜夫、中村威夫、馬場秀則、前田久子(公明党)、三沢岩視、柳川広美(共産党)の8氏。竜東が5人、竜西が3人。大票田の西町、荒井、山寺などは1人ずつ。引退した中央区高沢勝氏の地盤で、同区の社民党推薦新井氏、柳川氏に加え、狐島区の馬場氏らが争う。
 富県(有権者2893人)は、前職下島省吾氏のみ。他地区からの切り崩しを食い止めようと守りを重点にしていたが、ここへ来て地元を固めつつ、攻めの体制に切り替え、伊那の町部で票の掘り起こしをねらう。
 定数が前回の24から18に減ったことで、前回以上に票を上乗せする必要がある。立候補者のいない他地区へ出向いても「全然知らない人が行って票に結びつくのか」という難しさもあるようだ。前職の選対では「これまでで一番票が読めない」と選挙の基本に戻って辻説法を組み、公約を訴える手法に切り替えたところも。「(獲得票数が)だんご状態になるのではないか」との見方もあり、前回の2倍近い票を獲得しようと、最終戦へ望みをかける。
 22日現在の有権者数は4万9428人(男2万4038人、女2万5390人)。

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