伊那谷ねっと

サイトマップ ニュース検索
2211/(金)

ニュース

中川東小で不審者侵入対応、防犯教室

緊迫した訓練を行い、有事に備え

中川東小で不審者侵入対応、防犯教室

 不審者侵入に対応する防犯教室が27日、中川村の中川東小学校であった。児童らは整然と体育館に避難し、全教諭が不審者に相対し、緊迫した訓練を行い、有事に備えた。
 訓練には駒ケ根署から生活安全刑事課の前島昭文生活安全係長と不審者役で高見沢貴史刑事が参加した。
 午前10時50分、日本刀を持った不審者が怒鳴りながら、テラスから5年生の教室に侵入。担任の小林久雄教諭はいすで防ぎながら、児童らを急ぎ避難させた。
 日本刀を振り上げ「殺すぞ!」と威かくする不審者に対し、小林教諭はバットで応戦、ほどなく、声や物音で教諭らがさすまを持って駈け付け、日本刀を振り回して抵抗する不審者を、机でバリケードを作り、教室の隅に押しこめ、動きを封じ、訓練は終了した。
 小林教諭は「訓練と分かっていても、凶器を見ると、怖くて声も出なかった」と感想を。
 前島係長は「犯人をいすや机でバリケードを作り、行動を抑制したやり方は良かった。バットを持った先生は犯人の背後に回り、凶器を叩き落すといい」とアドバイスした。
 また、全体会では、児童たちに「逃げる時は自分勝手な行動を取らない。先生の指示に従って行動するように」と呼び掛けた。

前のページに戻る 一覧に戻る