伊那市消防団春季訓練
新組織後初めての全体行事
伊那市消防団(田畑安彦団長)は29日、同市の富士塚スポーツ公園運動場などで、春季訓練をした=写真。3市町村合併に伴い誕生した新組織の全団員を対象とした行事は初めて。708人が集まり、規律訓練やラッパ訓練に取り組んだ。
消防団員として必要な規律として、発令者の的確な指示で行動隊が迅速に動けるかを訓練する恒例行事。市内の各分団員が約20人ずつに分かれて小隊を構成するなどして規律を学んだ。
停止間、進行間の訓練などで基本動作を学習。発令者の「回れ右」「きをつけ」などの大きな声に合わせ、団員らはきびきびと行動した。
ラッパ手や消防音楽隊は近くの市武道館で技術向上に励んだ。
あいさつに立った田畑団長は「団員としての協同、協調、協和を学んでほしい」と新団初の全体訓練に期待した。