駿府紺屋町陣屋~飯島陣屋まで240キロの長い旅の一歩を踏み出す
陣屋ウォークスタート
江戸時代、代官が駿府、飯島間を往来したことに因み、飯島町のルーツをたどる「信州いいじま陣屋ウォーク」が29日駿府紺屋町陣屋をスタート、飯島陣屋まで240キロの長い旅の一歩を踏み出した。
未明に飯島町をバスで出発した一行64人は午前8時に紺屋町陣屋「浮月楼」に到着。「代官行列を楽しむ会」が寸劇仕立で「お代官様出発でござる」「拙者は直参旗本、代官の小野田三郎右衛門でござる。いざ参る、飯島へ」と口上を述べてスタートした。
一行は3隊編成で、海岸沿いを九能山東照宮入口を経て清水港まで、潮風に吹かれながら、路傍のフジやツツジの花も楽しながら、歩を進めた。
午後3時過ぎ、ゴールの清水消防団第17詰所に到着、参加者から「感激、万歳しよう」の声も上がり、全員が31キロを完歩し、達成感をかみ締めた。
参加者の1人、塩崎孝夫さんはさらに第2コースのゴール南部の湯まで足を伸ばし、計58キロを歩き通すという健脚ぶりを披露した。
事務局の唐沢隆さんは「花曇で寒くなく、暑くなく、歩くには最適の気候。全員元気で完歩でき、幸先の良いスタートが切れた」と話していた。
次回は5月21日興津小島(清水)縲恣・狽フ湯(南部町)27キロを歩く。