福与の農地を守る会が荒廃農地にアケビ植える
箕輪町福与の兼業農家などの有志でつくる「福与の農地を守る会」(田中喜美春代表、17人)は4月30日、福与諏訪社北にある荒廃農地にアケビの苗木を植えた。
守る会は、荒廃農地の有効利用を図るとともに、退職後の営農などを目的に、一昨年12月に結成。今回は、酪農をやめたことにより荒廃化したかつての牧草地約10アールに、アケビの苗木2種・30本を植え、つるをはわせるように竹も立てた。3年後に収穫できる見込みで、出荷する予定という。
これまでに、区内の荒廃農地約20アールにアンズを植えたほか、サツマイモやソバも栽培している。アンズは来年にも収穫ができる見通しで、サツマイモは酒造会社と契約して、焼酎の原料として使う計画だ。