クマ出没で捕獲用の檻(おり)急きょ設置
宮田村新田区の養魚場付近の県道でクマが出没したことを受け、村と県は1日までに、目撃があった現場周辺の山林に捕獲用の檻(おり)を急きょ設置した。
設置場所は養魚場東側の黒川沿いの山林。付近は山菜採りなどで入山する人たちもいることから、村などは注意するよう呼びかけている。
この檻は昨年、クマが養魚場に出没した時にも設置。体長1・5メートルほどのクマを捕獲し、催涙スプレーでお仕置きして放つ「学習放獣」で山に戻した。
今回も捕獲した場合は、この学習放獣で対処する。
クマは26日夜と28日未明に、付近を通ったドライバーが目撃。上伊那地方事務所によると、管内の目撃通報は今季初めてという。