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御社山社の新しい鳥居と天満宮完成

御社山社の新しい鳥居と天満宮完成

 伊那市指定文化財・蟻塚城址にある美篶笠原の御射山社里宮の鳥居と天満宮がこのほど、完成した。
 神社はもともと、現在の奥宮がある場所に神殿があったが、1950年に焼失。その2年後、焼け残った場所を奥宮、そこより下の郭(くるわ)に里宮を建立した。その時に立てた里宮の鳥居は木製で、老朽化が進んでいたため、区の話し合いで石の鳥居と取り替えることに決めた。
 しかし、老朽化した鳥居はヒノキの良木が使われており、何か別のものに使えないかと鳥居を払い下げた大工の一人が考え「子どものよりどころとなる天神様にしよう」と学問の神・天満宮を建立することを計画。痛んだ部分を挽き直し、横70センチ、高さ1・2メートル、奥行き95センチの銅版ぶき神殿をつくり上げた。中には、九州の大宰府天満宮から迎えた御神体がある。
 神殿は里宮の南側に安置されている。

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