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駒ケ岳神社里宮例祭

新築の鳥居をお披露目

駒ケ岳神社里宮例祭

 老朽化に伴い、新たに建てた伊那市荒井区にある駒ケ岳神社里宮の鳥居が完成した。3日の例祭で、内ノ萱・天狗の地域住民ら約30人に披露した。
 鳥居は高さ3・6メートル、幅3メートル。柱は区有林から樹齢100年のカラマツを、柱の上に乗せた笠木、貫にはヒノキをそれぞれ使った。氏子(室岡智明氏子総代)が費用80万円で、4月初旬に建てた。
 明治末期、駒ケ岳登山の伊那口入り口として荒井神社下に「一の鳥居」を建立。62(昭和37)年、交通量の増加で道路を拡幅する際に支障となり、駒ケ岳神社前へ移した。
 04年10月、台風の影響で上流の沢が荒れ、土砂がなだれ込んだが倒れなかった。
 鳥居の披露後、地域住民は例祭で駒ケ岳登山者の安全と農作物の豊作を祈念。
 開山式も兼ね、夏山シーズン到来を告げた。内ノ萱から駒ケ岳へ登るルートは近年、利用者が減っているという。

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