辰野が東海三破り決勝へ・上伊那農は敗退
北信越高校野球県大会南信予選準決勝
第114回北信越高校野球県大会南信予選第5日は6日、準決勝が県営飯田野球場であり、上伊那勢は辰野が東海大三を下し、決勝に駒を進めた。上伊那農業は強豪・諏訪清陵の前に敗れた。
辰野は先発の宮澤祐が好投。打線も終盤に攻めたて「理想の試合展開」(池田監督)で勝利を呼び込んだ。上伊那農は投手陣が乱れ、打線も幾多の好機を生かし切れず、1竏・で敗れた。決勝戦と3位決定戦は7日、県営飯田野球場である。
【県営飯田野球場】
辰 野
010100012竏・
001010000竏・
東海大三
○…辰野は先発の宮澤がいずれも与えた四死球を起点に2失点するも、下手投と上手投を使い分ける独特の投球で、被安打3に抑える好投。終盤の8、9回には自らのバットで得点に絡むなど、投打にわたって活躍した。
辰野は2回、宮川が右前打で出塁し、二死2塁から稲毛が右中間を破る3塁打で先制。8回に勝ち越しに成功して迎えた9回には、一死2塁から赤羽、稲毛、宮澤の下位打線が連打でつなぎ、駄目押しとなる2点を加えて勝った。
諏訪清陵
201200200竏・
000100000竏・
上伊那農業
○…上伊那農は先発の宮下が制球を欠き、4回までに10四死球を与えて5失点。打線も諏訪清陵主戦の左腕・森の前に3回まで無安打と沈黙。ようやく4回に丸山、松澤の安打で1点を返す。その後も5、6回には得点圏にランナーを置き、8回には満塁とするも、いずれも後続を断ち、好機を逸した。