「2006大道芸フェスタ」 伊那市に芸人大集合
「子供の日」の5日、伊那市の中心商店街(通り町3丁目竏樗ェ幡町)で「2006大道芸フェスタin伊那」があった。地元のバルーンドリーマー・ゴンベエワールドなどの大道芸人たちが、家族連れなど多くの人を楽しませた。市商店街活性化イベント委員会の主催。
フェスタは新市誕生と権兵衛トンネル開通を記念し、恒例の「こどもの日歩行者天国」の内容を組み直したイベント。正午から約4時間、歩行者天国となった全長約800メートルの同商店街の各所で、ジャグリングやアクションスタント、民俗芸能など8人(団体)のステージが次々と披露された。
それぞれの場所では、大道芸人の回りに魅了された約30人の群集の輪ができた。高さ約2メートルの一輪車に乗って火のついたバトンを回すジャグリングや、河童(かっぱ)に扮したこっけいな舞踏、模造刀を使ったチャンバラなどの芸に観衆は大きな拍手を贈った。
各商店街では輪投げやヨーヨーつり、消防車展示などもあり、八幡町実業団協同組合は鉄道模型の運転会を企画。収集歴40年の尾崎晃一理事長(64)所有の「HOゲージ」20数両が青空の下で披露された。中には1983年に廃車となった飯田線の旧車両もあり「懐かしい」と周りを和ませた。
宮田村の酒井徹さん(35)は息子2人と妻の4人家族で休日を楽しんだ。「子どもたちは大道芸のお手玉を見て喜んでいた。身近な場所でゴールデンウィークを満喫できてよかった」と笑顔だった。