宮田中が標高差800メートルの強歩大会
宮田村の宮田中学校は9日、12キロ先の宮田高原を目指す全校参加の強歩大会を開いた。標高差800メートルに及ぶ厳しいコースだったが、1位の男子は1時間9分59秒で到着。そのほかの生徒も粘り強くゴールに向い、完走、完歩した。
強歩大会は13回目。体力にあわせ9・6キロのコースも設けたが、約300人の生徒の大半は高原まで歩いた。
急激な上り坂の連続だったが、自分を奮い立たせて一歩一歩。友人同士励ましあう姿もみられ、新緑の林道をひたすら歩いた。
トップを競う生徒たちは、目標タイムや順位を目指して激走。1位の谷川大輔君(3年)は「去年は途中で歩いてしまったが、今年は全て走りきれた」と充実感に浸っていた。
濃い霧がかかったり、残雪もあるなど、高原はまだ初春の気配。
林道の木々の合間からは眼下に村の景色も広がり、生徒たちは走り、歩きながら自然の豊かさも改めて感じていた。
上位の結果は次の通り。
【男子】(1)谷川大輔(2)古河原達哉(3)松澤祐希(4)上田成剛(5)福澤拓司【女子】(1)石倉みか(2)諸田葵(3)飯島あゆみ(4)宮下真美(5)馬場裕香