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2町内が住民主導で防災訓練

2町内が住民主導で防災訓練

 駒ヶ根市町四区の2町内95世帯は14日朝、自主防災訓練を初めて実施。行政頼みではなく「自分たちの命は自分たちで守ろう」と、、安否確認を中心に家族、そして隣近所の助け合いを徹底した。242人の住民のうち半数以上が参加。住民一人ひとりが・ス自立・スして防災意識を高めていこうと立ちあがった。
 住民有志が集まり地域の問題を考える「2町内語らいの会」は、形だけの防災組織や訓練を憂慮。
 緊急時に実際にどのように行動したら良いのか、住民レベルの体制を町内自治組合に投げかけた。
 1年余りの検討を経て、当時の自治組合長だった北原明さんが代表、現組合長の大木島勝宜さんが副代表となり、住民主導の自主防災組織を発足。この日の初訓練を迎えた。
 午前8時に、まずは11ある隣組ごとに集合。点呼して全員が集まったのを確認してから、全体の避難場所に移動した。
 体が不自由な高齢者や乳幼児も、家族や地域が連携しながら避難。再度全体の安否を確認して、約1時間で訓練は終了した。
 集合時間など情報の徹底に不手際も一部あったが、語らいの会代表の小池悟さんは「そのような問題点を訓練で浮かびあがらせながら、最善の体制をつくりあげていければ」と説明。
 北原さん、大木島さんは「隣近所の付きあいも希薄になりつつある昨今。地域のつながりをもう一度見直すきっかけにもしていきたい」と話した。

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