3DCG製作、駒工で公開授業
駒ケ根市の駒ケ根工業高校(本間秀明校長)は19日、東京工科大片桐研究所クリエイティブ・ラボの川島基展チーフインストラクターを招き、情報技術科3年生約32人を対象にした公開授業「生体動作の理解で深めるリアリティ3DCG映像制作とヒューマノイドロボット制御」を行った。理数系への興味を高めようと文部科学省が推進するSPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)の一環。
川島さんは、体の各部にセンサーをつけた人間の動きをビデオカメラで撮影してコンピューター処理し、3次元CG(コンピュータ・グラフィックス)アニメーションを制作する手法について詳しく講義。生徒たちはメモを取りながら真剣な表情で難解な講義に聞き入っていた=写真。
授業は来年にかけてさらに2回行われる。7月に東京工科大で実際にCG制作システムを使用してアニメーションを制作し、来年1月の3回目の授業でグループごとに成果を発表する。
授業に先立って本間校長は「大学の先生の授業を受けられるのは素晴らしいこと。将来の進路の参考にしてほしい」と生徒らに呼び掛けた。