三峰川みらい会議 風力発電施設・建設反対を決める
三峰川みらい会議(織井秀夫代表)の総会が19日夜、伊那市役所であり、三峰川源流域に予定されている、大規模風力発電施設建設に反対することを決めた。
同会議では風力発電施設建設について勉強会を開き、3月上旬の会員アンケートの結果を決議書にまとめた。
同書には「化石エネルギーに変わるクリーンなエネルギーが期待される風力発電には共鳴する会員も少なからずいたが、建設工事に伴う山岳地域の環境変化、それに関連する三峰川水源域などの環境悪化を危ぶむ声が大半を占めた」と説明されている。
織井代表は「環境にかかわる市民団体の意思表示は重要なもので、重みもある」と強調。三峰川みらい会議では今後、該当する建設会社や県、市などの対して決議書を送付し、意思を伝える。
総会では06年度事業計画、予算などの計8議案を原案通り可決した。