かんてんぱぱホールで季節感あふれる展示
伊那市西春近のかんてんぱぱホールギャラリーで、それぞれ個性の違う作品展が開かれ、多くの来場者が足を運んでいる。午前9時縲恁゚後6時(それぞれ最終日は午後4時)。
◆鉄工芸、木工、染色、ガラス作家4人の作品300点がコラボレーションする「四季のしつらえ展」は、実際の住空間をイメージした展示会場に、それぞれの作品で・ス四季・スをコーディネートしている=写真。22日まで。
例えば冬を題材にした空間は、まきストーブの周りに、大きなソファーが並び、壁には黄色や茶色の染め織物、テーブルにはシンプルなガラスの水差しが並ぶ。
出品者の一人の家具職人・田中伸生さん(46)=伊那市西箕輪=は「4人の作家が集まって作り出す四季のイメージ、作品のハーモニーをみてほしい」と話している。
◆押し花、パッチワークキルト、ネイチャープリントなど計約150が並ぶ「花びらのステージIII」は24日まで開催=写真。パッチワークキルト指導員などの数々の資格を持つ、駒ヶ根市在住の吉沢麻由美さん(46)による初の個展だ。
「5月の新緑のさわやかなイメージ」をテーマに、吉沢さんが空間をプロデュース。桜の花びらなどで高遠城址を表現した押し花絵やキルトのタペストリーなどを出品。そのほか、花で彩ったピアノでの演奏もあり、五感で楽しめる展示会になっている。
吉沢さんは「ほんのひとときの安らぎを感じてもらえれば」と来場を呼びかけている。