駅前が花でパッと
住民手づくりの広場が完成
宮田村のJR宮田駅前に、住民手づくりの広場が完成。27日午前10時から現地で開園式を行う。空洞化が顕著な同駅前だが、植栽された色彩豊かな花々で一変。駅利用者をはじめ、多くの人の目を楽しませており「村の玄関口として、憩いの空間になれば」と関係者は期待を寄せている。
手がけたのは駅周辺の住民有志でつくる「一輪の会」(小沢常明会長)。廃屋などもあり寂しい状態だった駅東側の空き地を、計画から半年余りで整備した。
「さみしい駅前を何とかしたい」と始まったが、熱意に地権者も快諾。地元の建設業者も協力し、会員自ら汗を流して作業した。
村の地域づくり支援事業も活用して花壇も整備。村を象徴する梅の花のデザインにするなど細部にもこだわりが。今後も随時、季節の花を植えていく計画だ。
今はマリーゴールドなどがちょうど見頃。満開の花畑が、駅の乗降客を迎えている。
「色々なタイミングも上手に重なり、皆さんの協力でここまで漕ぎつけた。少しでもキレイにしていきたい」と会員。
開園式当日もテープカットして、地域一緒になって祝う予定だ。