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青島堤防桜保存会「さくら功労者」受賞を報告

 財団法人「日本さくらの会」から今春、桜の保存や愛護運動などに功績のあった「さくら功労者」として表彰を受けた伊那市美篶青島の三峰川右岸堤防沿いに植わる桜並木を守る青島堤防桜保存会の橋爪正昭会長ら3人が19日、市役所の小坂樫男市長を訪ね、受賞の報告をした。
 洪水時の堤防決壊防止などのため、大正時代に約1800本が植えられたが、後に砂利採取の車両道路に使用することから大半が撤去され、現在はソメイヨシノ約40本が残る。96年に青島区全92戸の区民で発足し、病害虫防除や施肥、せん定などの手入れをして管理に当たってきた。
 見ごろの時季には、残雪の中央アルプスを背景に桜を撮影するアマチュアカメラマンも多いという。秋の紅葉も見応えがあり、人気を集める名所となっている。
 橋爪会長は「先人が残してくれた桜を守ろうと始めた取り組みが実った。今後は、さらに桜を増やしていければ」と話していた。
 小坂市長は受賞を祝福し、今後の活動に一層の期待を寄せた。

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