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図書貸し出し、幼児と保護者世代で大幅減

図書貸し出し、幼児と保護者世代で大幅減

 宮田村図書館は25日までに昨年度の利用状況をまとめ、貸し出し冊数は前年度比6%減の4万8028冊だった。特に6歳までの幼児と、その保護者世代にあたる20代、30代の貸し出しの落ち込みが顕著。10代の中学、高校生世代は逆に増加した。村教育委員会は他市町村の貸し出し状況を調査する考えもあり「さらに図書館を利用してもらえるよう、PRしていきたい」と話している。
 6歳未満の貸し出し冊数は前年度比28%の大幅減。6縲・1歳も3%減だった。
 その保護者世代にあたる20代は19%減、30代も11%減だった。
 逆に、12歳縲・4歳は14%増、15歳縲・7歳も5%増、18歳縲・9歳は61%と大幅に増加。
 40代、50代は3%減とほぼ横ばい、60代以上は8%増%だった。
 図書館長も兼ねる新井洋一教育長は「図書館も開館から7年経過して、読みたい本がひと通り行き渡った部分もあるのでは」と説明する。
 村の図書館購入費は、厳しい村財政の影響を受けてここ数年減少傾向。
 開館当初は500万円以上の予算が盛られたが、本年度も昨年度とほぼ同じ370万円(雑誌、新聞購入含む)だ。
 それでも図書館側は各種本の特集コーナーを設けたり、お楽しみ会を定期的に開くなど、利用促進に努力を続けている。

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