中山間地域総合整備事業総合しゅん工式
1998年度から「アルプスに祭りばやしがこだまする河童の里づくり」をテーマに駒ケ根市の竜東地区一帯で行われてきた農業用水路や道路の整備など一連の中山間地域総合整備事業がこのほど終了し26日、総合しゅん工式が同市東伊那の上堤農村公園で行われた。関係者約60人が見守る中、東伊那小学校の3年生児童らがしゅん工記念碑の除幕、シダレザクラの記念植樹、メダカやカワニナの放流を行った。
ふるさとの家セミナーハウスで行われた式典で中原正純市長は「8年の歳月をかけた事業のしゅん工を迎え、感慨深い。竜東地区の総合的な整備を図ることができたことは大変喜ばしい」、中山間地域整備事業推進協議会の福澤善美委員長は「産業・生活基盤の整備が完成して竜東の住民としてうれしい。地域の住民が将来の夢に向かって努力することがこの事業に報いる道だ」とそれぞれあいさつした。
一連の事業の総事業費は14億4400万円。農業用用排水施設、農道、集落道、農業集落排水、農村公園など多岐にわたる整備が行われた。