水防訓練
伊南消防協議会
梅雨や台風などの出水期を前に、伊南4市町村消防団でつくる伊南消防協議会は28日、伊那建設事務所職員を講師に、宮田村の太田切川左岸河川敷で、水防訓練を行った。
水防技術の向上と水防意識の高揚を図る同訓練に、各団から部長以上の幹部約120人が参加。大雨で増水し、太田切川左岸の堤防が決壊し、堤防の上を越水したと想定。
土のうを結びつけた木を川に沈め、決壊場所に設置する「木流し工法」や、シートに竹を張りつけ、土のうを括りつけて、決壊場所に当てる「シート張り工法」、堤防の越水場所に土のうを積む「改良積土のう工法」などを講義と実習で学んだ。
参加者は土のうになわで、解けないように結ぶ「いぼ結び」に苦労しながら、強風の中を熱心に訓練に励んでいた。