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新山のトンボの楽園でハッチョウトンボ発生

新山のトンボの楽園でハッチョウトンボ発生

 今年3月、トンボを保護するための木道整備を完了した伊那市富県上新山の湿地帯「トンボの楽園」で29日、世界最小ともいわれるハッチョウトンボの羽化が観測された=写真。
 羽化は例年より半月ほど遅めで、天候不順などが影響したと考えられる。
 トンボの全長は約2センチ。羽化して間もないため、薄茶色をしているが、時間の経過と共にオスは赤色、メスはしま模様となる。また、縄張りを守るために余り飛び回らないという性質も持つ。
 湿地の保護に取り組む新山山野草等保護委員会の北原重利会長は「木道の上からルールを守って見てほしい」と話す。
 ほかにも、腹部がやや扁平なヨツボシトンボ、鮮やかな青、赤色をしたさまざまなイトトンボもおり、夏の到来を告げている。

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