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アンサンブルで中原健太郎さんの作品展

アンサンブルで中原健太郎さんの作品展

 知的障害者が働きながら生活する伊那市西箕輪の通所授産施設「アンサンブル伊那」のカフェで6月1日から、木曽養護学校2年の中原健太郎さん(16)が作品展を開く。ち密なラインと豊かな色彩で描く独創的な風景画は、障害者のための芸術作品展「第7回エイブルアートアワード」で最優秀賞を受賞するなど、注目を集めている。作品展は、ドイツ、ベニスなど、欧州の風景を中心とした18点。新作3点も並ぶ。
 風景写真を独自の構図でとらえ、作品に起こす中原さんは、油性マーカーと水彩絵の具で独自の風景画を描き上げる。絵に重ねる色は、母・津々子さんが作っている。
 2歳ころから描くことには親しんでいるが、風景画に関心を持つようになったのは小学校4年生ころ。現在は津々子さんが選んだ写真の中から、気に入ったものを自身で選び、作品に起こしている。青色やオレンジ色を基調とした建物などが並ぶ欧州の風景が多いという。
 津々子さんは「線と色の持ち味を見て、その国へ行ったように感覚で見てもらえれば」と話していた。
 入場無料。午前10時縲恁゚後9時。30日まで(日、月曜日は定休)。

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