大萱保育園園児サツマイモ苗植え
収穫・食べる喜び体感へ
伊那市西箕輪の大萱保育園(伊藤正子園長)の年長児と年中児60人が30日、近くの畑でサツマイモの苗植えを体験した。
食事の片寄りが全国的に問題視されていることを受け、幼少のころから食べることの意義を知る機会とするとともに、収穫や食べる喜びを体感する狙い。これまでは園内の花壇で作業していたが、近くの樹木によって日光がさえぎられたことなどから不作だったため、今年は年中児に孫がいる農家から畑の一部を借りた。
園児たちは職員から「苗は横に寝かせて」などと教わりながら、友達と協力して作業。手で土を掘って「大きなイモになってね」と願いながら50本の苗を植えた。
収穫は天候などにもよるが、11月初旬ころを予定し、焼きいもやさつま汁にして食べるという。