高原美術館で小学生ワークショップ
駒ケ根市の駒ケ根高原美術館は30日、南箕輪村の南部小学校6年生を対象にしたワークショップを同館で開いた。児童らは学芸員の案内で館内の展示作品を見学した後、それぞれ抽象画の制作に挑戦した。
松井君子副館長が与えたテーマは「動くもの」。児童らは「何を描こうかな」と首をひねりながらも画用紙に向かい、水彩絵の具やクレヨンを使って人物や動物、虫などを描き始めた。40分間で仕上げなければならないとあって中には「間に合わないよ」と口にする児童も見られたが、全員が時間内に絵を完成させた。
完成した絵は全員の前で松井副館長の講評を受けた=写真。「よく描けている」「完成度の高い絵」「ある有名な作家の作品と共通したものを感じる」などのコメントを聞いた児童らは、照れくさそうな笑顔の中にも満足そうな表情を見せていた。