5月31日は世界禁煙デー
街頭で啓発・一酸化炭素濃度測定など展開
世界保健機関(WHO)が「世界禁煙デー」と定める5月31日、伊那保健所は伊那市内で街頭キャンペーンなどの啓発をした。同日から一週間の「禁煙週間」中に、未成年者の喫煙防止の必要性や、禁煙意識をもつことの重要性を訴え、たばこと健康に関する知識の普及を図っていく。
保健所職員は早朝、JR伊那北駅前で通勤・通学者に啓発用のティッシュを配布。伊那市の県伊那合同庁舎でパネル展示や、喫煙者の一酸化炭素濃度測定をして関心を促した。
測定では、一酸化炭素など、たばこの有害成分をどのくらい体内に取り込んでいるかを検査。一酸化炭素はニコチンとともに動脈硬化を促進させ、心筋梗塞(こうそく)や脳梗塞を引き起こすことなどを説明し、禁煙を呼びかけた。
保健所は5日にも測定をする。週間中は、庁内放送による禁煙の呼びかけや、公用車にチラシを張って禁煙週間を周知するほか、6月中に管内全市町村に受動喫煙防止対策の要請をする。